もしも、文章の力で人を操れるとしたらすごいと思いませんか?
ブロガー目線で言えば、
「自分の文章力を上げて読者の心を動かせるようになりたい」
「ブログの文章で収益をあげられるようになりたい」
そんな風に考えますよね。
この本に書かれているヒントを活かせれば、あなたのその願望は実現できるかもしれません。
今回はメンタリストDaiGoさんの「人を操る禁断の文章術」を読んでみたので感想を書いていきたいと思います。
ちなみに、こんな人におすすめの本になります。
- ブログを書いている人
- SNSでフォロワーやプレビューを増やしたい人
- ビジネスでメールや文章をよく書く人
- 営業メールでもっと成績を上げたい人
メンタリストDaiGoさんプロフィール
慶応義塾大学理工学部物理情報工学科卒
人の心を作ることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究
英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとしてTV番組に出演
その後、活動をビジネスやアカデミックな方向へ転換、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動
ビジネス話術から、恋愛や子育てまで幅広いジャンルで人間心理をテーマにした著書は累計400万部
趣味は1日10~20冊程度の読書、猫と遊ぶこと、ニコニコ動画、ジム通い
DaiGo -Mentalist- Official Site
人を操る禁断の文章術 目次
- まえがき
- 文章のたった1つの目的、それは「今すぐ人を行動させること」
- 口下手なら、文章を学べ
- この文章術で、読み手の心は思うまま
- 第1章 文章が持つ力は∞(無限大)
- 買うはずでなかった高価なものを、衝動買いさせた文章とは
- column1 ありきたりな文章を、サクッと名分に変える方法
- 第2章 「書かない」3原則で人を操る
- 人を操る文章の共通点とは?
- メンタリズム文章術 原則1「あれこれ書かない」
- メンタリズム文章術 原則2「きれいに書かない」
- メンタリズム文章術 原則3「自分で書かない」
- 課題文 クリスマス前に「おひとり様」を集めるひと言が思いつきますか?
- 第3章 人を動かす7つの引き金で、何を書けばいいのかもう悩まない
- 読み手の心を撃ち抜くテーマとは!?
- column2 無意識から「いい言葉」を掘り起こすキッチンタイマーの使い方
- 第4章 あとは、5つのテクニックに従って書くだけ
- そのまま使うだけで自在に操れるようになる
- column3 文章の決定力を高める伝え方のトレーニング
- column4 メールは、「下」から書こう
メンタリズム文章術の概要
どうしたら、自分の文章を読んだ人が行動を起こしてくれるのだろう?
ブログをはじめたばかりで、何もわからなかった私は、いつもこの事で悩んでいました。
そんな時にこの本「人を操る禁断の文章術」に出会ったんです。
人を操る・・・めちゃくちゃ心惹かれませんか?
思わず手に取り読んでしまいました。(たぶんこのタイトル自体にも”仕掛け”が施されているんだと思います)
行動するスイッチは想像力
美女といえば誰ですか?
今、あなたの頭の中にはある人物が思い浮かんでいますね。
長澤まさみさん?綾瀬はるかさんかな?
もしかしたら橋本環奈さんかもしれませんね。
今、あなたは確実に誰かの顔を思い浮かべたのではないでしょうか。
あなたの意思とは無関係に、「美女といえば誰ですか?」という文章によって想像させられてしまったのです。
この本には、人が文章を読んで行動する仕組みが書かれています。
その仕組みとは
文章を読む→言葉に反応する→想像する→行動を起こす
このような流れになります。
人は想像することによって心を動かし、行動を起こします。
そのトリガーになるのが”言葉”であり、”文章”なのですね。
相手の興味を探り、心に刺さる言葉を投げかければ、相手は勝手に想像力のスイッチを入れ、行動を起こしてしまうというのです。
私はこの部分を読んだときに妙に納得してしまいました。
確かに興味を惹かれる言葉に触れると、その興味を惹かれたほうへ動いてしまいますよね。
文章とは、
読まれるために書くものではない。
行動させるために書くものだ。
人を操る禁断の文章術
「書かない」3原則
「え?書かないの?」
「書かなきゃ読まれるわけないじゃん」
いきなり出鼻をくじかれたような気分になりますが、この「書かない」3原則というのが心を動かし行動を起こさせる土台になる考え方となります。
それは
- あれこれ書かない
- きれいに書かない
- 自分で書かない
この3つになります。
要約すると、あれこれと自分の書きたいこと伝えたいことを書くのではなく、読み手の悩みを想像して、その人の心に刺さる文章をその人のためだけに、個人的な思いや背景を交えながら感情豊かに書いていく。
そうすることによって、相手が思わず行動を起こしたくなるように促していくってことなんですよね。
この部分を読んだときに、確かに私は自分の言いたいことを中心に、書いていたような気がします。
読み手の事を想像して、どんな人がどんなことを求めているのか。
そしてその人にどう行動してもらいたいのか。
そこを全く考えられていなかったなと思いました。
7つのトリガーが人を動かす
人の心を動かす文章とそうでない文章の違いはなんでしょうか?
それは「相手の欲求に刺さるかどうか」です。
人は、自分の欲求と関連したことが書いてあると気づくとその文章を読んでしまう。
その欲求を7つに分けて関連する言葉をトリガーにすれば、相手の心を動かし行動を誘導できます。
その7つのトリガーとは
- 興味
- ホンネとタテマエ
- 悩み
- ソン・トク
- みんな一緒
- 認められたい
- あなただけの
この7つのトリガーのいくつかを組み合わせて、相手の欲求を刺激してあげれば、人は行動へと誘導されてしまうのです。
実際このトリガーは、様々な広告やセールスに使われていますよね。
「今だけ無料でお試し出来ます」「あなただけにおすすめの」
こんなフレーズが、世の中の色々な所で使われています。
セールスライティングやマーケティングでも、相手の悩みや興味にフォーカスしていくことが必須だと言っていますね。
しっかりと相手の欲求を知り、そこを刺激できるように深く考えていくことが大事なんだと改めて思いました。
5つのテクニックで誘導する
心理学を応用した5つのテクニックを使えば、あなたの思うように読者を誘導することも可能です。
その5つのテクニックとは
- 書き出しはポジティブに
- なんども繰り返す
- 話しかけるように書く
- 上げて、下げてまた上げる
- 追伸をつける
この5つうちの1つでも、あなたの文章に取り入れるだけで読者の反応は変わってくるでしょう。
これはすべて、心理学に基づいているテクニックなので、読者の心に知らず知らずのうちに働きかけてしまうテクニックなんですね。
実際に私も試してみましたが、読者の反応がかわりました。
ここでは詳しくは書きませんので、興味のある方はぜひ「人を操る禁断の文章術」を読んで、その効果を確かめてみて下さい。
感想まとめ
この「人を操る禁断の文章術」を読んでみて感じたことは、どこまでも読者の心に寄り添っていかなくてはならないのだと思いました。
どんな人がどんな悩みや興味、本音を持っているのか。
そこにどうアプローチしていくのか。
そこを深堀していくからこそ、人の心を刺激する文章が書けるのだと思います。
結論を言えば、ライティングでよく言われている「ペルソナ設定」をしっかり考えていくことが大事なんだということですよね。
そして、この本に書かれているテクニックを、料理のスパイスのようにちりばめていくことが出来れば、こちらの動いてほしい方向に、読者を誘導することが出来るということなんです。
いつか、読者が思わず動きたくなるようなそんな文章を書いてみたいものですね。
追伸
この追伸を読んでいるあなたは、もう人を操る文章の虜になっています。
実は人を操る文章術には、これもテクニックとして書かれているんです。
どんなことが書かれているのかって?
それは実際に読んで確かめてみてください。
「本を読む時間がないんだよな……」
「文字を読むのはめんどくさいな」
というあなたには、Audible版をおすすめします。
音声で聞けるので、
通勤中や掃除などのスキマ時間を使ってながら聞きしながら学べます。
Audible版が気になった方は↓こちらから聞いてみてください。
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